動物とのくらし

甘えがみ・飛びつきぐせ

甘えがみ・飛びつきぐせ

うちの犬は私たちがいると嬉しくてすぐに飛びついてきます。それだけならまだ良いのですが、じゃれて手に咬みついてくることもあって困っています。どうすれば落ち着きのある子になるのでしょうか?

“オスワリ”の徹底

これらの癖は、子犬のときから注意することが一番ですが、成犬になってからでも真面目にやれば直すことができます。小型犬なら人間への危害はそれほどありませんが、大型犬がじゃれて飛びついたり咬んだりすれば、重大な事故が発生し、飼い主さんはその責任を問われますので、充分なしつけが必要です。

具体的な方法は、まず“オスワリ”が確実にできるように徹底して教えることです。はじめは静かな環境から、そして最終的には犬が興奮しやすい場所でもできるように練習しましょう。そして、ワンちゃんが飛びついたり甘えがみをしてきたら飼い主さんは言葉もかけず、犬を見ることもせずに犬のもとから離れ、無視をします。そして3分ほど待ち再び犬のところに行き、「オスワリ」と命じ従ったらしゃがんで褒めてやりましょう。飛びついたり咬んだりしたら相手をしてもらえず、大人しくしていればご褒美がもらえるわけです。飼い主さんの落ち着いた態度が重要なポイントとなります。ほめるときは、落ち着いて背中や胸の辺りを軽く撫でるだけにします。

最初のうちは、興奮してより激しく咬んだり飛びついたりしてくるかもしれませんが、その度に「無視」→「3分姿を消す」→「おすわりさせる」→「褒める」を繰り返し練習しましょう。

また、大きめのおもちゃやロープで引っぱりっこ遊びや持ってこい遊びなどをしてやることも大切なことです。人間に咬みつくこと、飛びつくこと以外のエネルギー発散法を犬に与えて、心地よい疲れを感じさせてあげることで、困った行動も予防できますし、飼い主さんとの絆も深まるでしょう。毎日くり返し行うことが大切です♪

  • 2018/02/27
  • advision