動物とのくらし

犬のトイレのしつけ

犬のトイレのしつけ

決まった場所にトイレをしてほしいのですが、なかなかしてくれず、粗相ばかりします。叱っても一向に直りそうにありません。なにか良い方法はありますか?

“その場所で用を足すこと=うれしいこと”

犬は寝床や食事場所など、普段自分がいる居場所を汚すことを嫌う性質があります。これは犬の本能です。子犬のうちからゲージの中でいることに慣れさせておけば、犬にとっても飼い主さんにとってもトイレのしつけは簡単なものになります。

トイレは、寝床から離れていて人通りの少ない所(部屋の隅・廊下の一角・洗面所など)にサークルを置き、その中にペットシーツや新聞紙を敷き詰めます。そしてワンちゃんのトイレの間隔(朝・寝る前・食後・運動した後など)を頭に入れておき、その時間がきた、又は犬がソワソワと地面のニオイをかぎ出したらトイレの場所に連れて行き、用を足すまで待ちます。なかなかしないようなら一度ゲージに戻すか、トイレから出し気分転換をしてやります。そして再びトイレに連れて行き待ちます。そこでうまく用を足せたらすかさずほめ、トイレの中でご褒美のおやつを与えトイレから出してやります。これを何度もくり返すとワンちゃんは“その場所で用を足すこと=うれしいこと”だと理解し始めます。そこで「といれ」や「ワン・ツー」などの決まったかけ声をかけ、“言葉=トイレの時間”だということを覚えさせます。

ポイントは、トイレが上手く出来なくても叱ったり残念がったりしないということです。叱ることは全くの逆効果で、叱ってしまうと犬は排泄自体が悪いことだと勘違いし、トイレを覚えるどころか失敗ばかりくり返してしまうようになる可能性もあります。失敗したときは黙って素早く片付け、うまく出来たときにほめて伸ばしてあげるようにしましょう♪また、排泄が済んだら20分くらいはワンちゃんと遊んでやるようにしてください。排泄してすぐにゲージに戻すことをしてしまうと、帰りたくなくて“出し惜しみ”をするようになる子もいます。

  • 2018/02/27
  • advision