犬と室内で暮らす上で、皆さんがもっとも心配することの一つに、"トイレのしつけ"があるのではないでしょうか。犬は本来あちこちで排泄をするのが普通で、1カ所でトイレをする習慣がありません。悪いことだと知らないのにガミガミと叱られても、犬には怖いだけで意味が分からず、次第に排泄をガマンしたり、飼い主の見ていない所でするようになるかもしれません。そうならない為には、「トイレで排泄すると良い事がある♪」と思わせてあげることが大切です。トイレの間隔や犬の様子をよく観察し、失敗させない環境作りを心がけましょう♪
トイレのセッティング
日中、飼い主が家にいる場合
犬の留守番時間が長い場合
C.広いサークルの中にクレートやベッド、トイレ、水、コングやボールなどのおもちゃを入れたタイプ。寝床とトイレは出来るだけ離れた位置に。
(※はじめのうちはサークル全面にトイレシートを敷き詰めどこで排泄しても失敗にならないようにしておく)
トイレトレーニングをしよう♪(セッティングA)
1.犬のトイレの間隔(寝起き・寝る前・食後・遊んだ後・興奮した後など…子犬であれば1〜3時間おき)を頭に入れておき、その時間がきた、または犬が床のニオイをかいだりクルクル回り始めたらすかさずトイレ用サークルに連れて行き、排泄するまで待ちます。
5分ほど待ってもしない場合は、1度クレートに戻し、15分後に再びサークルへ。
2.トイレの上で排泄できたら、すかさず3秒以内にごほうび!!「ここでオシッコ(ウンチ)をしたら嬉しいことが起きる♪」と覚えてもらう為に、排泄したら「イイコ♪トイレ上手ね!」などのほめ言葉とごほうびのおやつをあげましょう。排泄するときに「トイレ♪」や「ワン・ツー♪」などの決まったかけ声をかけてあげると"言葉=トイレの時間"だと理解しやすくなります♪
3.サークルから出して、お気に入りのおもちゃで遊んであげたり、なでてあげたりしましょう。飼い主さんに遊んでもらうことは犬にとって最高のご褒美です!初めのうちは15〜20分程遊んだり自由な時間を過ごさせたら、またクレートに戻します。ポイントは"クレートから出る→トイレに行く→ほめられる"という習慣をつけることです。また、トイレが上手にできなくても"叱らない・大騒ぎしない・黙って素早く片付ける"を心がけ、上手に出来たときにほめて伸ばしてあげるようにしましょう♪
犬が失敗してしまう原因は、きちんと見ていなかった飼い主さんにあります。失敗をくり返すと、それだけトイレを覚えるのに時間がかかりますし、人にも犬にもストレスとなります。同じ間違いをくり返さないように、飼い主さんがしっかり管理してください。ただし、しつけに焦りは禁物♪ゆったりした気持ちをもち、根気よく教えてあげてください♪