ケージ(クレート)トレーニングは、犬を閉じ込め犬の自由を奪うものではありません。
人の都合で急にストレスをかけるのではなく、「中に入ると楽しい♪」「安心できる自分だけの居場所♪」と思ってもらうことが大切です。ケージに慣れてきたら常に扉は開けておき、自由に出入りできるようにしておきましょう。
"一緒に暮らす上で身についていると人も犬もラクができる♪また、好ましくない行動(問題行動)の予防にも繋がる♪"それがケージトレーニングです♪
基本のケージトレーニング
3.中に入らせる
犬がおやつに夢中になって中に入ったら、体が全部入るまで待ちます。このとき、おしりがケージから出ているからといって、無理やり押し込まないこと!怖がりな子犬は、それによりケージへの恐怖心が増幅することがあります。犬の自主性に任せて気長に行いましょう♪
4.ケージに入ったらごほうび
犬が中に入って振り向いたら、ごほうび♪「この中に入ったらイイコトがある!」と思わせるようにするのがポイント。これを繰り返し行います。
中に入ることに慣れたら、数秒間扉を閉めてみます。閉めているときは子犬の大好きなおもちゃやオヤツ入りコングなどを与え、中にいることが楽しくなるようにしましょう。またエサをケージの中で与えるのも効果的です。そして、入ることへの抵抗が減ったら、手の合図とともに「ハウス」などの言葉で入る練習をしましょう。また、ケージにカバーをかけると、落ち着きやすくなります。
ケージに入ることができるとこんなときに役立つ!!
動物病院やペットホテルでのストレスが緩和される
大切なペットが急に入院する日がくるかもしれません。ペットホテル等に預けなくてはいけないときもあります。そんなとき、ケージで休む習慣がついていればスムーズに環境に順応でき、ワンちゃんにかかるストレスも軽減されます。
車での移動も安心
助手席や後部座席で100%確実に落ち着いていられれば問題はありませんが、排泄してしまったり、急ブレーキや防ぎきれない自己などでシートから落下してケガをすることもあり得ます。ケージに入っていられれば防ぐことができるので安全です。また、揺れが軽減され車酔いも予防でき、犬自身も落ち着いていることができます。
万が一の災害のときにも
もしも地震などの災害が起きたら、犬の苦手な人もいる一時避難場所では、犬はケージの中に入れなければいけません。
万が一を想定しておくことも必要です。
旅行のときも同伴させやすい
ペットOKの宿でも、人間のベッドで寝かせるのはエチケット違反。いつものケージを持参すれば、どこでも落ち着いて寝られます。
犬が嫌いの来客にも
犬が苦手な人が家に来たときには、たとえ大人しい犬であったとしても、ケージに入れるか違う部屋に移動させる必要があります。飼い主としての責任とマナーは守りましょう。